活動報告

2020.08.31

近畿地整「スペシャリスト会議」での講演報告(2019.11.13)を掲載しました。

近畿地方整備局技術スペシャリト会議(橋梁)(第2回)(支援)

①実施日 令和元年11月13日(水)13:00〜17:00
②場所:本局 別館202会議室

【講習会の内容】
12:50 本局 集合 会議室は12:00に開場
13:00 挨拶 概要説明
13:15 講義(2題)

注記)当日使用のPowerPoint(PPT)は著作権の関係で下記に留めました。

講師 CVV会員(吉田組 元 日立造船 元SAMSUNG C&T)田中 洋

①仁川大橋&海外橋梁の話題(PPT-1
②斜張橋の耐風設計の照査方法(PPT-2
〜紙と鉛筆のみで照査してみよう!〜
③斜張橋の長大化方法(PPT-3

講師 CVV会員(管根測量 元 建設企画コンサルタント)武 伸明
事例-1 湾岸西伸部 六甲アイランドの地盤振動の設定
事例-2 最大シナリオを想定した照査用地震動の設定
事例-3 航路を横断する大スパン鋼箱桁橋の耐風安定性と走行性

【出席者】
○整備局スペシャリストメンバー 16名
○CVV会員(田中、武、先本) 3名
○事務局(建設協会) 2名

【田中講師の講演概要】
①仁川大橋の建設現場の業務経験とサムスン建設担当した韓国国内での橋梁。
 およびサムスンが海外で建設した橋の概要。(仁川大橋パンフレット
②サムスンが受注したマージィ大橋(英国)の耐風性を日本の耐風便覧で評価した経験を説明した。紙と鉛筆で評価。難解な数式はない。(耐風便覧資料
③伊勢湾口のつり橋(案)を斜張橋で代替する方法を説明。長大斜張橋の設計方法を説明した。斜張橋が優位であるとした。

【武講師の講演概要】
■大阪湾岸埋立地での橋梁計画事例の紹介(PPT
大阪湾岸埋立地において固有の地盤特性、地震動特性、風特性を検討対象とした橋梁計画事例を紹介した。

①六甲アイランドの地盤特性(10分)
若齢埋立地である六甲アイランドにおいて、土砂採取地や埋立履歴の影響を受けて区域毎に変化する圧密沈下、液状化に伴う地盤流動の検討事例を紹介した。

②最大シナリオを考慮した設計地振動(20分)
最大シナリオを基にした耐震性の評価のため、実橋の固有周期を指標に、対象活断層を特定して、最大となる設計地振動を設定し検討した事例を紹介した。

③航路を横断する大スパン鋼箱桁橋の耐風安定性と走行性(20分)
大阪湾岸では西からの強風発生頻度が高く、たわみ易い大スパンの鋼床版箱桁橋での耐風制御対策事例を紹介した。また併用後、強風方向との交差角により影響を受ける走行安定性についての検討事例を紹介した。

[講演風景]

( 田中会員 )

( 武 会員 )