活動報告

2020.08.25

亀の瀬地すべり対策事業見学会

土木事業見学の一環として、「亀の瀬地すべり対策事業」見学会が開催されたので、その報告です。
亀の瀬は、大和川右岸(大阪府柏原市峠地区)に在り、地すべり範囲は、長さ1,100m、幅1,000mに及ぶ広大な面積である。
地すべりの歴史は、発見された資料から4万年以前からと推定されるが、明治以前の記録はなく、明治以降の災害としては、明治36年、昭和6~8年、昭和42年に大規模な地すべりが発生し、大きな被害をもたらしている。
昭和37(1962)年以降、国が直轄事業として地すべり対策事業を実施し、近年は地すべり現象は殆ど見られなくなっている。

参照:国土交通省 近畿地方整備局 大和川河川事務所の「亀の瀬地すべり対策事業」パンフレット

日 時: 令和元年(2019年)10月3日(木) 14時 (JR大和路線「河内堅上駅」集合→資料館)
場 所: 亀の瀬 (柏原市峠地区)
参加者: (敬称略)
CVV:祝、宇野、川谷、黒山、齋木、塩野谷、清水、須賀、田中、友廣、中垣、南荘、野坂
特別:里見(三菱ケミカル)、山元(三菱ケミカル)
見学スケジュール: ①JR河内堅上駅 14時集合
②徒歩で「亀の瀬地すべり歴史資料室」へ
③国交省 近畿地方整備局 大和川河川事務所調査課の坂本竜哉氏から、過去の被害、地すべりのメカニズム、対策事業など、地すべりのさまざまな情報を、展示模型やパネルを通して説明をうける。
④説明の後「排水トンネル工」、「集水ボーリング工」などを現地視察。


地すべりの範囲図(国交省パンフレットより)


位置図


見学会参加者



会議室での説明


亀の瀬地すべりの概要


資料室での説明


排水トンネル工の全体配置図 (国交省パンフレットより)


柏原市指定有形文化財指定書


[現地見学]


1号トンネル坑口


1号トンネル完成記念石板


1号トンネル拡張補強工事銘鈑
(画像をクリックすると拡大して見られます)


1号トンネル内部



5号トンネル坑口


5号トンネル完成記念扁額



7号トンネル支線工事銘鈑
(画像をクリックすると拡大して見られます)


7号トンネル支線内部



15号集水井工地表部


15号集水井工内部


集水井工説明板
(画像をクリックすると拡大して見られます)



現場で紹介されている音声ガイドのQRコード
(携帯(スマホ)の読み取りアプリでURLに繋いでお聴きください)

( クリック )

(パソコンでお聴きになる方は、上の(クリック)をタップして下さい。)
(「mp3」ファイルになっていますので、「mp3」が聴ける環境でお聴きください)


(参考資料)
国交省 近畿地方整備局 大和川河川事務所 ホームページ
旧大阪鉄道亀の瀬隧道資料
平成29年度土木の日イベント【亀の瀬渓谷・大和川の舟運】現地調査


この度の見学会では、現地の国土交通省 近畿地方整備局 大和川河川事務所調査課の建設専門官・坂本竜哉氏に、説明から案内まで大変お世話になりました。参加者一同心から厚く御礼申し上げます。有難うございました。