22 保存樹(ほぞんじゅ)
八坂神社に「保存樹指定48号」「保存樹指定49号」と書かれたプレートが、二本の楠のそば
に立っています。
「保存樹」とは、「緑の文化財」といわれ、都市の美観維持と環境保全のため大阪市が保存を
指定した樹木のことで、樹種や樹齢は問わず、
・ 高さ1.5mの位置で、幹周り1.5m以上
・ 高さ15 m以上の老樹・巨木
です。
保存樹は、大阪市内35箇所、70本が指定されています。
中には、空襲の歩の中を乗り越え、どっしりと根をおろし、我々人間よりも長い間、街の歴史を
見つめ続けています。これからも大切に保存していきたいものです。
「保存樹」(第48号) 「保存樹」(第49号)
「保存樹」のある「八坂神社」境内
○八垂銀杏樹崇拝所(やたれいちょうじゅすうはいしょ)
この八垂銀杏樹は、古伝に中村勘助大人が、慶長十五年(1610年、大阪港湾の基礎建設
の記念として、また、その年に著しい疫病が流行したので、無病息災を祈願し、時の神官総代と
共に植樹し、樹齢三百年以上経たものです。戦災を被って形見として残っていましたが、新生の
若木が一対となって成長し今日に至っています。
夫婦和合の霊験新たかな霊木です。
(説明板より引用)