[　水彩画　3景　]

( 藤田 昭治画 )

(�J)　　黄金色に映える坂道

( 第12回游心会書画出品作 )

大阪新御堂筋の桃山台西側の豊中市新千里南町は、美観区域として知事から表彰されている。

その坂の上の歩道橋から北を見ると、箕面方面一帯に広がる街並みが見えた。雲一つない秋晴れの空、

輝く銀杏の向こうに建物の白壁とカラフルな屋根が太陽に照らされて、その眺望は黄金色に染まって誠に

美しく映えていた。

( �K )　朝日に浮かぶ千里ニュータウンと新御堂筋

( 日本技術士会会報「きんき」126号表紙)

大阪北の千里ニュータウン、その手前にアクセスとしての幹線道路新御堂筋及び北大阪急行電鉄の

桃山台駅とその鉄路が朝日に浮かんで一望できる。

北大阪急行と大阪地下鉄は、江坂駅を接続駅として相互直通運転を行っている。正面中央の桃山台

駅は道路空間を有効に活用するため、大変珍しい4層構造になっている。

半地下のホーム、中2階と地上階及び高架部に改札口やエレベーターなどがある。ホーム両側には道

路のアンダーパスも建設され、大阪南北を結ぶ鉄道と道路の大動脈となっている。

( �L )　鞆の浦の常夜燈と龍馬所縁のいろは丸展示館

( 日本技術士会会報「きんき」133号表紙)

鞆の浦は鯛網で有名ですが、史跡としては、わが国最大の「常夜燈」と、坂本龍馬所縁の「いろは丸展示

館」や平成3年に重要文化財に指定された「太田家住宅」など瀬戸内海を代表する歴史的な建造物が多く

技術者として興味深いところ。

高さ10メートルの大型常夜燈は、日本一大きな石造りの燈籠である。

「いろは丸展示館」は江戸時代に築造された土蔵で、国の登録有形文化財に指定されている。いろは丸

は、海援隊が大洲藩より借用していた船で、慶応3年鞆の浦沖で、紀州藩船明光丸と衝突して沈没した。

その後引き揚げられた物品の模型などが展示されている。

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