2024.08.22
亀の瀬地すべり対策事業見学会
土木事業見学の一環として、「亀の瀬地すべり対策事業」見学会が開催されたので、その報告です。
亀の瀬は、大和川右岸(大阪府柏原市峠地区)に在り、地すべり範囲は、長さ1,100m、幅1,000mに及ぶ広大な面積である。
地すべりの歴史は、発見された資料から4万年以前からと推定されるが、明治以前の記録はなく、明治以降の災害としては、明治36年、昭和6~8年、昭和42年に大規模な地すべりが発生し、大きな被害をもたらしている。
昭和37(1962)年以降、国が直轄事業として地すべり対策事業を実施し、近年は地すべり現象は殆ど見られなくなっている。
参照:国土交通省 近畿地方整備局 大和川河川事務所の「亀の瀬地すべり対策事業」パンフレット
日 時: | 令和元年(2019年)10月3日(木) 14時 (JR大和路線「河内堅上駅」集合→資料館) |
場 所: | 亀の瀬 (柏原市峠地区) |
参加者: | (敬称略) CVV:祝、宇野、川谷、黒山、齋木、塩野谷、清水、須賀、田中、友廣、中垣、南荘、野坂 特別:里見(三菱ケミカル)、山元(三菱ケミカル) |
見学スケジュール: | ①JR河内堅上駅 14時集合 ②徒歩で「亀の瀬地すべり歴史資料室」へ ③国交省 近畿地方整備局 大和川河川事務所調査課の坂本竜哉氏から、過去の被害、地すべりのメカニズム、対策事業など、地すべりのさまざまな情報を、展示模型やパネルを通して説明をうける。 ④説明の後「排水トンネル工」、「集水ボーリング工」などを現地視察。 |
地すべりの範囲図(国交省パンフレットより)
位置図
見学会参加者
会議室での説明
亀の瀬地すべりの概要
資料室での説明
排水トンネル工の全体配置図 (国交省パンフレットより)
柏原市指定有形文化財指定書
[現地見学]
1号トンネル坑口
1号トンネル完成記念石板
1号トンネル拡張補強工事銘鈑
(画像をクリックすると拡大して見られます)
1号トンネル内部
5号トンネル坑口
5号トンネル完成記念扁額
7号トンネル支線工事銘鈑
(画像をクリックすると拡大して見られます)
7号トンネル支線内部
15号集水井工地表部
15号集水井工内部
現場で紹介されている音声ガイドのQRコード
(携帯(スマホ)の読み取りアプリでURLに繋いでお聴きください)
(パソコンでお聴きになる方は、上の(クリック)をタップして下さい。)
(「mp3」ファイルになっていますので、「mp3」が聴ける環境でお聴きください)
(参考資料)
・国交省 近畿地方整備局 大和川河川事務所 ホームページ
・旧大阪鉄道亀の瀬隧道資料
・平成29年度土木の日イベント【亀の瀬渓谷・大和川の舟運】現地調査
この度の見学会では、現地の国土交通省 近畿地方整備局 大和川河川事務所調査課の建設専門官・坂本竜哉氏に、説明から案内まで大変お世話になりました。参加者一同心から厚く御礼申し上げます。有難うございました。