[土木学会選奨土木遺産]
谷瀬の吊り橋
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谷瀬(たにせ)の吊橋は、奈良県吉野郡十津川村の上野地と対岸の谷瀬(たにぜ)を結ぶ、十津川に
架かる吊り橋である。橋長:297.7m、水面からの高さ54mで、1954年(昭和29年)に架橋された。
吊り橋が完成するまでは、川に丸木橋を架けて渡っていたが、洪水のたびに流されていたことから、
当時の谷瀬集落の人々が1戸当り20〜30万円を出し合い、村の協力を得て800万円かけて吊り橋を実現
させたものである。上野地に、小学校・中学校があったので、谷瀬の子供たちの通学路であったが、
学校の統合により、上野地小学校が2010年(平成22年)に閉校になったことから、子供たちの利用
が無くなり、この吊り橋を渡るのは、主に観光客になった。今では、村の観光資源になっている。
2021年(令和3年)9月28日に、「土木学会選奨土木遺産」に認定された。
土木学会認定銘鈑
左岸上流側からの全景

左岸からの景観
右岸からの景観
橋中央付近からの左岸方
橋中央付近からの右岸方
左岸主柱
右岸主柱

左岸上流側の親柱
左岸下流側の親柱

右岸上流側の親柱
右岸下流側の親柱

説明板
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駐車場に建てられていた「天誅組」説明碑
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